眼帯生活6

今日も1日ほとんど眼帯をしなかった。あざは残っているけど、もうめんどくさくなってしまった。片目で生活するのはとてもしんどいのだ。

 

目の方はあざの色も薄くなってきたし、順調に回復してるように見えるけど、問題は顔のしびれが出てきたことだ。もう3日間くらいずっと症状が続いているし、回復してる様子もない。とりあえず先日診てもらった眼科で相談したら、「まぁ、ある日起きたら顔が弛緩してたり、ひきつって動かなくなったりすることもあるから、なるべく早く耳鼻咽喉科に行った方がいいね。」って脅されたからもう眠れない。とはいえ朝8時までぐっすり眠る。

 

耳鼻咽喉科っていうのがちょっと意外だったけど、眼球の収まっている骨が鼻とかその周りの骨と繋がってるから、打撲による影響はそっちで詳しく診てもらった方がいいとかそんな理由らしい。 

 

その眼科はショッピングモールに入っているので、土日も夜まで診療しているのでとても便利だ。ただ難点は、子供を連れて楽しそうにショッピングする人たちが闊歩する傍ら、こちらは鬱々とした気分くらいしか連れてないことだ。欲を満たしに訪れる人々と、恐怖を抱えながら訪れる人々の雰囲気は決して相容れない。ショッピングモールは眩しい。今日は瞳孔開いてないけどそう感じる。

 

帰りに通りかかったアパレルショップでは、若い店員が店先まで出て深々とお辞儀をしながらお客様をお見送りしていた。そこから少し離れたところで先輩らしき人がそれをチェックしている。案の定、お辞儀が終了後先輩の指導が入っていた。頑張れ新米、先輩の仕事は小言をいうことだから、気にするな。君のお辞儀は研修通りの見事な深々とした90度腰曲げだった。目が治ったら君の店へ行くよ。頑張りを誰かが見てるってのはそういう仕組みだ。