眼帯生活3

まだ目の周りがブルーベリー色なので、今日も眼帯をすることにした。でも今日は、茅ヶ崎へ納品に行かなければならなかったので、運転時は眼帯を外した。道路では眼帯なし、納品先へ着いたら眼帯ON。結構忙しい。

 

「こんなのありますよ」とお客さんに棒状の製品を差し出されて、受け取ろうとしたら空振って掴めなかった。片目だとどうも遠近感が把握出来ない。ファミレスのドリンクバーでも、クーラーボックスから氷を掴もうとして空振った。ものと背景が同系色だと奥行きがうまく認識出来ないようだ。

 

お客さんからは当然「目、どうしたの?」と聞かれて、「いやー、ちょっとスポーツでやっちゃって。」という話をした。そのお客さんもスポーツをやっているらしく、先日肘の手術をしたらしい。

 

仕事に支障が出るほどの怪我が続いてる自分だけに、人生の先輩へ「いつまでスポーツやるか悩んでるんですよね。」と聞いてみた。「まあ、身体が壊れるまででしょ!」と返ってきた。

 

昼の休憩時間に入ると、その納品先は構内から出してもらえなくなる。わかってはいたけど、昼休憩に1分食い込んでしまった。守衛さんは弁当を食べ始めていたので、もう万事休すと思ったが、保険のセールスレディーらしき人たちは重い鉄柵をガラガラとたくましく自分で開けて入ってきた。

 

強く生きろ。

 

保険屋さんの背中にはそう書いてあった。