白い服を着る女たち

今日は横浜へ出かけた。

 

電車にて、ホストとキャバ嬢的雰囲気の男女4人組を見かけた。男性は金髪リーゼントに細身のスーツ、そしてグレーのベスト、女性は金髪巻き盛りで、これから出勤か?と思ったが、ベビーカーに乗せた子供を連れている。どうやら結婚式の2次会に行くようだ。

 

でもひとつ気になった。

 

女性の一人が、白のドレスを着ているのだ。

 

結婚式では、白は花嫁の色なので、招待客は身につけないのがマナーである。100歩譲ってベージュはギリギリOKとしても、彼女の着用しているドレスは、どう見たところで純白の白なのだ。

 

知らずに着てるだけ?
むしろ過去の諸事情による花嫁へのあてつけ?
それとも2次会なら白OK?
いややっぱり結婚式じゃなくて出勤?

 

そうこうしているうちに4人組下車。自分も下車。

 

横浜の大通りを歩いていると、ふくよかな体つきの若い女性とすれ違った。ベージュのカットソーのVが深過ぎて、かがんでもいないのに胸から下着が完全に見えていた。お姉さん、さすがにそれはまずいんじゃないでしょうか。それともビキニは見えていいんだから、ブラも見えていいのか?

 

帰りの電車内では、男女のカップルが4GBのDVDがどうこうとか、メモリースティックなくしてどうこうとか、そんな話をしていた。そのうち、女性が男性を罵倒し始め、ちゃんと理論的に説明してみせなさいよ!とか結構車内に聞こえる声でヒートアップしてきた。偶然にも、彼女もベージュ一色のワンピースを着ていた。

 

駅の改札を出ると、ツバメの巣があった。床に敷かれた新聞紙の上に、白いフンがびっしり落ちていた。さようなら、清楚な白。