マンガッタンライナーに乗って
石巻線のマンガッタンライナーに乗った。多分もうちょっといい名前あったと思う。
自分も含め、いい年した大人たちが電車の周りで真剣に写真撮影しているのは、間抜けだけど悪くない光景だ。新幹線のホームなんて常に誰かが入ってくる車両にカメラを向けている。写真を撮っているときの大人の目は真剣だ。スーツを着たビジネスマンが新幹線の写真を撮っているときの輝いた目と、そのあとかかってきた携帯電話をとる死んだ目の落差といったら、とても子供には見せられない。生きていることと生き生きしていることは別なのだ。
生きることにすがりつくあまり、遠い場所に置き忘れていた生き生きを久々に届けてくれてありがとう、マンガッタンライナー。