甘いティーソーダ

カフェに立ち寄って、ティーソーダを頼んだ。外は割と寒かったのだけれど、歩いていたら暑くなってきたので、もう冷たい飲み物の季節だ。ところでこのティーソーダは店員さんいわく「甘いものが下に沈んでおりますので、かき混ぜてお召し上がりください」とのことだ。何だ甘いものって。そう言われると不安になる。でも「甘い何かが沈んでいる」って言われるよりはいい。

 

とりあえず言われた通りにかき混ぜてみたら、グラスから氷がひとつ飛び出して、カーリングのごとくテーブルを滑って見事床に着地した。今年の氷は活きがいい。そういう問題か。

 

恥ずかしいので早く床の氷が溶けて証拠隠滅してほしい。けれどこのカフェは異常に冷房が効いていて、一向に溶ける気配がない。これもそれも甘いものが沈んでいたせいだ。どうせシロップだろ。たまには浮いてみろ。じゃぶじゃぶ力いっぱいかき混ぜてたら店員さんの視線が気になるのでやめた。甘いものには罠がある。もうこれからは断固無糖。